11月になっても、受験用の問題集を何もやっていないとき
「もう11月なのに、受験用の問題集を何もやっていない」 「時間がないのは分かっているけど、何から手をつけたらいいのか分からない」。どうすればいいか分からないならこの記事が1つの参考になるはずです。
入試まではあと4か月ほど。何も手をつけていないということは、勉強の習慣がまだついていない状態でもあります。使える時間も、それほど多くありません。だからこそ、あれこれ探し回るより、使う問題集と順番を先に決めてしまうのが、いちばん無駄が少ないと思っています。大きな流れは、次の2つの期間に分かれます。
- 11月〜12月:苦手の把握と、苦手な単元の対策
- 1月〜:過去問を使った対策
11月〜12月はまず、5教科の総まとめ問題集を1冊、短期間でやって、苦手をあぶり出す。そのあと、苦手の中から重点的に押さえる単元を決めて、対策する。
1月からは過去問に入り、実践演習と苦手対策を往復します。
偏差値が50〜60程度で、偏差値60程度の公立高校を目指す、塾なしの中3を想定して書いています。順番に沿って、理由も一緒に見ていきましょう。
1. まず、5教科の総まとめ問題集を1冊やる
受験勉強は、今どこが苦手なのかをつかむところから始めます。苦手がすでに分かっているなら、その分野の対策から(次の「2.」へ)。分かっていないなら、薄めの問題集で全体を一通りやって、あぶり出します。
11月まで何も手をつけていない場合、その薄めの問題集として選ぶのは、5教科の総まとめ問題集です。高校入試の「3年間の総復習」シリーズのように、5教科が1冊にまとまっているものです。
1冊にまとまっているので、教科ごとに問題集を1冊ずつ進めるより、ボリュームはずっと小さくなります。11月からは使える時間が限られるので、苦手を見つけるのに時間をかけすぎないことが大事です。
本屋に行けばたくさんありますが、以下のような問題集です。自分で確認するのが一番ですが、偏差値60程度を狙うなら例えば下にあるようなものなら間違いないはずです。
回し方
この1冊は、短期間で一気にやりきります。全部を完璧にしようとせず、まず最後まで終わらせること。やりきった経験が、次の対策をスムーズにしてくれます。分からなかった問題に印をつけながら進めておくと、次の「2.」で重点にする単元を決める材料になります。
2. 苦手の中から、重点的に押さえる単元を決める
総まとめが終わると、苦手が見えてきます。とはいえ、残り時間で全部は潰せません。だから、重点的に押さえる単元を決めて、そこに絞ります。決めるときの考え方を、教科ごとに見ていきましょう。
英語:苦手な単元を見極める
中学英語の基本は、英語の文法をしっかり理解することです。ここがグラグラだと何も積み上がりません。
5教科のまとめをやってみて、基本的な疑問文や否定文はできるのか?時制(過去形や現在完了)は大丈夫か?不定詞や動名詞の理解。分詞や関係代名詞。受動態や比較や仮定法など。これらを1つずつチェックして分からないところをしっかり明らかにするのが大切なポイントです。
数学:まず計算、次に関数
数学の中でいちばん優先するのは、計算です。正負の数、文字式、方程式、根号の入った計算は落としていませんか?
ここで複数落としているようならまずは計算でミスが無いように取り組みましょう。
計算が取れているなら、次は関数を落としていないかチェックです。図形は時間がかかりますが、関数は、理解が進めば短時間で点数を伸ばせる分野だからです。学校ワークやぴたトレで、まず関数の理解を固めます。入試レベルの関数の問題は、1月からの過去問で取り組みます。
国語:やるなら古文・漢文
国語は、5教科の中では優先度が低めです。その中で対策するなら、古文・漢文。薄い問題集で、最低限だけやります。
現代文は、この時期に取り組めることが少なく、過去問に入ってからの実践慣れが中心になります。
理科・社会:苦手な分野だけを狙う
理科・社会は、短期間で大きく伸ばせる教科です。分野どうしのつながりが薄いので、総まとめで見つかった苦手な分野だけを狙って、対策できます。
3. 重点にした単元を、きちこれと学校ワークで対策する
重点にした単元の対策には、「きちんとこれだけ公立高校入試対策問題集(きちこれ)」や、手元にある学校ワークを使います。
きちこれは、基礎〜標準の内容を本物の入試問題で確かめられる作りで、量もそれほど多くありません。重点にした単元を、基礎から確かめ直すのに向いています。詳しい中身は、以下のレビュー記事にまとめています。

解説を読んでも分からない単元が出てきたら、スタディサプリでその単元の映像授業を見てから、問題集に戻ります。理科の物理(電気)のように、理解すれば伸びる分野は、この流れが向いています。

4. 1月からは、過去問ときちこれを往復する
志望校の過去問に入るのは、1月からです。過去問に入るのはゴールが近いということなので、残り時間を見ながら、解く年数を決めます。
過去問に入ったら、流れはこうです。
- 過去問を解く
- 点を落としている単元を見つける
- その単元だけを、きちこれで基礎から確かめ直す
- もう一度、過去問や類題で点が取れるか確かめる
この往復の詳しいやり方は、「高校入試の過去問の使い方」の記事に書いています。

まとめ
- 順番:5教科の総まとめ1冊で苦手をあぶり出す → 重点の単元を絞って対策する → 過去問は1月から
- 使う問題集:最初は5教科の総まとめ1冊。そのあとの対策に、きちこれと学校ワークを。英語は薄い問題集を1冊、数学は計算から、国語は古文・漢文、理科・社会は苦手な分野をきちこれで
- ゴール:志望校を下げる判断は、最後の最後でいい
ここから本番までスイッチ切り替えて頑張りましょう!!
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