スタディサプリは、問題集に取り組めないときの入口

当ブログは、問題集中心の家庭学習をすすめています。問題集で、解く、間違える、解き直すを繰り返して力をつける。それが学力向上に最適と考えます。
ただ、問題集に取り組もうにも、そもそも全然分からない単元が出てくることもあります。単元が体系的に理解できていない状態では、問題集を開いても解けないし、解説を読んでも入ってきません。
そこで役立つのが、映像授業のスタディサプリ。スタディサプリは、問題集に取り組めるようにする「理解」の教材。「映像授業で理解→問題集で演習」の前半だけを任せて、単元を理解してから問題集に戻ります。主役はあくまで問題集。スタディサプリはその入口をつくる教材です。
塾の役割は「教える」「続けさせる」「集中させる」の3つに分けられます。このうち「教える」を家庭で補うのが、スタディサプリ。「続けさせる」「集中させる」は家庭の仕組みです。
教えているのは(恐らくその辺の近所の塾より教えるのが上手い)トップクラスの講師ばかり。勉強面での不安はスタディサプリを活用することで、かなり払拭できます!
- 時期:通年。単元の基礎的な理解ができていないとき、先取りで単元を学ぶとき(定期テスト前、長期休み、中3の受験期、どれでも)
- 目的:単元を理解して、問題集に取り組める状態にする
- 合う子:塾なしで問題集を回していて、動画の内容を理解できる状態の子
スタディサプリの特徴
スタディサプリは、月額2,000円台で授業が見放題の映像授業です。
- 授業:講義1本は10分前後。「今日はこの単元だけ」と、必要な分だけ見られる
- 確認チェック:講義の最後に確認チェックがある
- 教科:5教科と副教科。英語の文法なら、関先生の英文法講座などがある
- 学年を問わない:苦手な教科は前の学年に戻って、得意な教科は次の学年に進んで見られる
- 何度でも視聴できる:分かるまで止めたり戻したりできる
- 学習履歴:見た講義や進み具合が自動で残る。親も確認できる
- 見る道具:スマホ、PC、タブレット
- 定期テスト対策講座:こちらもある
使い方:動画で理解してから、問題集へ
問題集の基本は、解いて、×を付けて、×を◯に変えること。これは問題集の仕事です。スタディサプリを使うのは、このやり方すらおぼつかないときです。使うのは、次の2つのときです。
- 単元の基礎的な理解ができていないとき(授業で理解できなかった、点数が大きく崩れた)
- 先取りで、単元を学ぶとき
流れはどちらも同じです。
- 該当する学年・単元の講義を見る
- 講義の最後の確認チェックまでやる
- 問題集に戻って、解く。×は◯に変える(できれば2周)
基礎的な理解ができていない単元は、動画から入る
点数が大きく崩れた単元は、問題集を解く前に動画から入ります。
理科など分野ごとに関連が無い教科は以前は取れていても急に点数が取れなくなることもあります。例えば、生物などは比較的点数が取りやすいですが、化学や物理分野で急に点数が取れなくなることがあります。この場合、ワークのやり直しをしてもそもそも分かっていないので、効果は薄いです。
そういうときは、スタディサプリで一通り基礎の理解を映像授業で行い、その後の確認チェックで理解の穴をつぶします。その後、学校ワークなどに入るとスムーズに点数が取れるようになります。
全く分かっていない分野の理解(特に理系科目)は、映像授業が最適です。
先取りで単元を学ぶときも、動画から入る
先取りで新しい単元を学ぶときも、まず動画で単元を理解して、そのあとに問題集で演習します。
数学は原則として中1で無理に進めません。優先度が高いのは中2後半から中3の2学期で、入試に向けて図形分野です。中1からの先取りは、数学が好きで先取りしたい子に限ります。
確認チェックまでが、動画のセット
動画は、見て終わりではありません。スタディサプリには講義の最後に確認チェックがあるので、そこまで含めてやります。そのあと問題集に戻って、解いて、×を◯に変えます。×が◯に変わって、はじめて「理解できた」と判断できます。
我が家の使用体験
我が家では、塾に行かずに、問題集とスタディサプリで家庭学習を回しています。使っていて助かった場面は、次の3つです。
- 部活(クラブチーム)との両立:練習日は帰宅が遅くて、塾に通う時間がとれません。スマホでも見られるので、夜の40分と週末の1時間で回せました。講義1本が10分前後なので、「今日はこの単元だけ」と決めやすい。
- 学習履歴:見た講義や進み具合が残るので、週に1回だけ「今どこまで進んだ?」と話しています。見守られている感覚が、続ける気持ちにつながるようです。
- 学校を休んだとき:体調不良で数日間休んだときに、欠席した単元の授業動画を家で見て、ポイントを理解してから学校ワークに取り組みました。翌週の授業でも遅れずに合流できたので、親としても安心でした。
費用の面でも、塾代の約1/10で全教科を見られるのは大きいです。浮いた分を問題集や英検対策本に回せるので、家庭学習の幅を広げやすくなります。
よくある相談
Q. スタディサプリだけで、塾なしでやれますか?
A. スタディサプリだけでは足りません。塾の「教える」を補うのがスタディサプリ、「演習」は問題集の仕事です。×を◯に変えるところまでやって、理解が点数につながります。続けさせる・集中させるのは家庭の仕組みです。
Q. 中2の2学期、合同の証明で点数が75点から52点に下がりました(平均58点)。「何を書けばいいか分からない」と言います。
A. 証明は、「仮定」「使う定理」「結論」の3点構成でできています。まずこの構成を確認して、模範解答を書き写して構成を学びます。理解の部分にスタディサプリを使います。この例のように、点数が大きく落ちた原因が理解にあるときは、動画で理解してから演習に入ります。
Q. 中2の冬休み、理科50点前後(電気は30点台)、社会60点前後です。何をすればよいですか?
A. 中1・中2の総まとめ問題集(5教科型)で苦手を把握して、苦手分野を1つ潰せれば十分です。潰し方は、スタディサプリの該当分野で理解して、学校ワークで演習します。この時期に苦手を潰した経験があると、中3の勉強がスムーズになります。
YouTubeの解説動画は?
流れどおりにいかないときは
ここまでは「動画で理解→問題集で演習」を基本の流れとして書きました。状況が違うときの調整は、次のとおりです。
動画の内容が入ってこないときは
動画を理解できる状態になっていないときは、スタディサプリより先にやることがあります。学力が低い時期は、教材より習慣と達成感を先にします。やりきれる易しい基礎問題集を、1冊やりきる。そこから始めて、習慣がついてから動画を使います。
受験期で時間がないときは
残り時間が短いほど、動画は基礎的な理解ができていない単元だけに絞ります。
まとめ
- 合う子:塾なしで問題集を回していて、動画の内容を理解できる状態の子
- 特徴:講義1本10分前後、確認チェックあり、学年を問わず見られる、学習履歴が残る
- 使い方:基礎的な理解ができていない単元と先取りの単元は、動画で理解(確認チェックまで)してから問題集へ。×を◯に変えるのは問題集の仕事
地味ですが、「分からない単元だけを埋めて、問題集に戻る」を繰り返すのが、塾なしで回すいちばんの近道です。
スタディサプリの講義内容と最新の料金は、こちらのスタディサプリ公式ページで確認してみてください。
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