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家庭学習で取り組むべき英語の基礎【中学生向け】

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中学英語英語の基礎は家庭で

「学校の授業だけでは英語が身につかない」のはこちらの記事に詳しく書きました。

👉 関連記事: [中学生の英語は家庭学習が必須な理由【学校に任せきりは危険】)]

2021年の新課程で英語が一気に難化し、文法を教えず授業スピードも速くなった結果、多くの中学生が英語の基礎の抜を抱えています。

しかし、この「基礎」こそが後の成績を大きく左右します。
実は、家庭学習でしか補えない部分があるのです。

学校だけでは不足する英語の基礎

学校の授業では以下のような「基礎の抜け」が目立ちます。

  • 単語:意味は分かっても、スペルが書けずテストで失点
  • 文法:be動詞と一般動詞の区別がつかない、否定文や疑問文が作れない
  • 音読・リスニング:声に出して練習する習慣がなく、形だけで理解が進まない

こうした部分は授業だけでは十分にカバーされません。だからこそ、家庭学習で補うことが必須なのです。

英単語の基礎固めは「これだけ!英単語360」

最初に取り組むべきは、単語をスペルで書けるようにすること。

おすすめは 「これだけ!英単語360」
小学生レベルの単語を厳選しており、スペルまでしっかり書けるように練習するのがポイントです。

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さらに、この教材には QRコードで英単語の発音が聞ける機能 があります。
スペル練習とあわせて発音の練習にも取り組むことで、**「音とスペルには関連性がある」**ことが自然と理解できるようになります。

高校生以上になると、基礎単語が書ける状態になっているため、音で覚えればスペルもある程度思い出せます。つまり、スペル練習を徹底するのは中学英語の最初の段階だからこそ必要なのです。

「読めるけど書けない」状態を放置すると、定期テストや入試で大きな失点につながります。
まずは360語を書ける&発音できる形で定着させることが、家庭学習の最初の突破口です。

小学生である程度の単語は習っていて知っていますが、ほとんどはうろ覚え。音と意味だけなので、スペルで書かせると壊滅です。中学英語はスペルが求められます。
知っているのに書けないから失点。「あれ?英語って苦手かも、、」と英語の苦手意識の始まりです。

👉 関連記事: [中学生が英単語を覚えられない理由と家庭での対策(No.33)]

文法は「中1英単語パターンドリル」と「ニューコース問題集」

単語が定着したら、次に取り組むべきは文法です。

  • 「中1英単語 パターンドリル」
  • 「ニューコース問題集 中1英語」

この2冊を繰り返すことで、基礎文法を定着させられます。

特に最初の突破ポイントは:

  • be動詞の否定文・疑問文
  • 一般動詞の否定文・疑問文

ここをマスターできれば、英文法の土台が完成します。

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👉 関連記事: [be動詞と一般動詞を混同しないための学習法(No.36)]

実例:文法の周回で不定詞まで克服

実際に、我が家の中2の子は文法がさっぱり理解できていませんでした。

しかし、市販の文法問題集を繰り返し周回することで、不定詞の単元まで理解できるレベルに引き上げることができました
「わからない」ままにせず、基礎を繰り返すことで、一気に巻き返せたのです。

👉 関連記事: [中学で体系的に教わらない英文法を家庭で学ぶ方法(No.35)]

ある日思いつきで英語の問題集をやらせたら、不定詞の分野が全く分かっていませんでした。
不定詞自体は文中に出てくるのに、用法はさっぱりなので理解も文の理解も適当。あわてて文法問題集で周回しました。やはり始めはなかなか身につかないですが、周回することで身についていきます。ヒヤッとした瞬間でした。

まとめ:英文法は4技能の土台

  • 学校の授業だけでは、英単語や文法の基礎が抜けがち
  • 「これだけ!英単語360」でスペル&発音まで定着させる
  • 「パターンドリル」と「ニューコース問題集」を周回し、be動詞・一般動詞の否定文・疑問文をマスター
  • 基礎を固めることで、その後の文法理解や長文読解の土台が整う

そして何より強調したいのは、英文法の重要性です。
一時期「文法より会話重視」と言われたこともありますが、母国語ではない英語を習得するには、文法を理解しなければすべてが丸暗記に頼ることになります。

英文法は、英語の4技能(リーディング・リスニング・ライティング・スピーキング)のすべてを支える土台です。特に初期の文法は徹底的な演習で体に染み込ませる必要があるでしょう。

正直、この基礎固めは地味で面白くない作業かもしれません。しかし、ここを乗り越えないと英語はずっと辛いままです。逆に、この壁を突破できれば、英語の学びがぐっと楽しくなり、広い世界へつながっていきます。

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