【レビュー】標準問題集 英語 中2(受験研究社)レビュー

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ちょっとだけ難しい?標準問題集

受験研究社の標準問題集。割と以前からある定番の問題集です。
基礎的なレベルの問題集が乱立する中、名前の通り標準的なレベルの市販の問題集は割と貴重な存在といえます。

基本的には定期テストで平均点+10~20点。5科目400点以上を狙う層向けの問題集です。

以前レビューしたニューコース問題集と比較すると分かりやすいと思うので、ニューコース問題集との比較を中心にこの問題集をレビューしてきます。

ニューコースより一段難しい 受験基礎レベルまで網羅する問題集

項目ニューコース問題集 中2英語標準問題集 中2 英語
出版社Gakken(学研プラス)増進堂・受験研究社
ページ数112ページ前後112ページ
価格1,320円(税込)1,100円前後
教科書準拠なし(体系学習型)なし(体系学習型)
構成2ステップ(STEP1基礎力チェック→STEP2実力完成)3ステップ(Step1基本→Step2標準→Step3実力)
巻末テスト定期テスト予想問題(6回分)総仕上げテスト(1回分)
想定レベル定期テスト70〜90点/偏差値55〜60前後定期テスト80〜90点/偏差値60〜65前後
※ 2026年現在の情報です。特に価格などは変わりやすいので、ご注意ください。

並べてみると、「要点整理+段階式の問題演習」という骨格自体はほぼ同じで、どちらも教科書に縛られず中2文法を体系的に学べる作りになっています。中学問題集の定番フォーマットと言ってよいでしょう。

決定的な違いは「ステップ数」と「天井の高さ」

ニューコース問題集は、各項目が

  1. STEP1:基礎力チェック(ヒント付きで単元の基本を確認)
  2. STEP2:実力完成(演習を積んで定着させる)

という2段階構成。難易度の階段が緩やかで、演習量も過不足なく、苦手単元を繰り返し復習するのにも向いています。

以前のレビューでも触れた通り、これは「英語がすでに得意な人にはやや物足りない」「高校受験偏差値65以上を狙う層には演習量・難度ともに不足する」という弱点が裏返しにある問題集でした。

一方、標準問題集は

  1. Step1:基本問題(教科書レベルの基礎固め)
  2. Step2:標準問題(定期テストに直結する標準レベル。ここに標準的な高校入試問題がすでに混ざる)
  3. Step3:実力問題(発展問題を含む仕上げレベル。より発展的な入試問題も収録)

という3段階構成で、ニューコース問題集の「STEP2実力完成」に相当する地点が、標準問題集では通過点(Step2)に過ぎず、その先に発展的な入試問題を扱うStep3が控えています。つまり、ニューコース問題集が「物足りない」と感じ始める天井のあたりから、標準問題集は本領を発揮し始める関係にあると言えます。
※ 全ての単元にStep3が付いているわけではなく、特定の単元のみ

演習の質については、以前のレビューで「ニューコース問題集の方が表現が現代的」という印象を持ちましたが、これは新しさ・とっつきやすさの話であり、到達レベルの高さでは標準問題集に軍配が上がります。

標準問題集はStep2の時点で高校入試問題を取り込んでいる分、良くも悪くも「今どきの読みやすさ」よりも「入試演習としての実戦性」を優先した作りだと感じます。

実際に問題の質の違いを見てると?

ニューコース STEP2
標準問題集 STEP2

こちらはどちらもSTEP2の問題です。ちなみに単元は接続詞。

ニューコースはごくごく一般的な問題で、答えもbecauseやwhenなど、本当に基礎的、標準的です。
また、接続詞以外の単語も基礎的で詰まることは無いはずです。

それに対して、標準問題集については、(3)であれば答えが「as soon as」となっており、やや発展的なものも扱っています。また、(2)の「thirsty」は、人によっては「ん?」となる単語。
これを単語の補強ととらえるか、分からないから詰まってしまい単元に集中できないとなるかはやはりその人のレベルに依ると思います。

使い方・向いている生徒の違い

  • ニューコース問題集が向いている生徒
    • 中2英語をこれから体系的に固めたい人
    • 定期テストで70〜90点を安定して取りたい人(偏差値55〜60前後の層)
    • 難易度の階段が緩やかな教材で、無理なく演習量をこなしたい人
  • 標準問題集が向いている生徒
    • ニューコース問題集レベルではすでに物足りなくなってきた人
    • 高校受験偏差値60台後半以上も視野に入れ、中2のうちから入試問題に慣れておきたい人
    • 苦手単元はStep1で固め、得意単元はStep3まで一気に進めるなど、単元ごとにメリハリをつけたい人

以前のレビューで指摘した「ニューコース問題集は難関校レベル(偏差値65以上)には対応しきれない」という弱点は、そのまま標準問題集が引き継いでカバーできる領域です。つまり、「ニューコース問題集で基礎〜標準を固め、天井が見えてきたら標準問題集にステップアップする」という2冊の使い方が、両方の強みを活かす現実的な進め方だと言えます。

標準問題集はニューコース問題集ほど誌面の親しみやすさやレイアウトの工夫は前面に出ていない印象で、Step2の段階からすでに入試問題が混ざるため、基礎がまだ不安定な生徒がいきなり手を出すと難しさを感じる可能性があります。まずはニューコース問題集などで土台を固めてから移行するのが安全です。

まとめ

「ニューコース問題集 中2英語」と「標準問題集 中2 英語」は、要点整理+段階式問題+巻末まとめテスト+別冊解答という骨格は共通していますが、標準問題集の方がステップ数が1つ多く、標準レベルの段階からすでに高校入試問題が混ざる分、到達レベルが一段階上に設定されています。

  • 定期テスト70〜90点・偏差値55〜60前後を安定させたい:ニューコース問題集
  • その先、偏差値65以上や入試レベルまで中2のうちから視野に入れたい:標準問題集

英語に特段の自信がない場合は、基本的にはニューコースから始め、さらに演習を積みたいという場合やもう少し上のレベルまで仕上げたいという人は標準問題集を使うのがスムーズです。

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