テスト1週間前からでも間に合う!何もしていない中学生の勉強と家庭サポート

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定期テストまで1週間!得点アップ効果の高い勉強だけに絞る!

「テストまであと1週間。そろそろテスト勉強を始めよう」。正直、1週間前からで遅いです。理想的には2週間前から始めること。2週間かけることで、しっかりと得点アップが見込めます。

もし、2週間以上時間があって、しっかりと定期テスト対策を行いたい方は以下の記事をご覧ください。

でも、もし1週間前に気づいたとしても、やれることはあります。
焦って新しいことを詰め込むより、今からでも得点を上げやすい教科・内容に集中することが大切です。

この記事では、1週間前からでも点を伸ばせる現実的な勉強法と、親ができるサポートのポイントを紹介します。

理想は2週間前スタート。1週間前からでは「理解科目」は追いつかない

中学生の主要5教科のうち、英語と数学は「理解」中心の教科です。
文法や計算の仕組みを分かる→できる段階に持っていくには、2週間ほどの準備期間が必要です。

1週間前では、

  • 英語の文法理解
  • 数学の文章題・応用問題
    といった内容は、焦って詰め込んでも定着しません。

ですから、1週間前からは「理解」ではなく「暗記と確認」中心に切り替えるのが最善です。

🔸 理想: 2週間で「理解+復習」まで回す
🔸 現実: 1週間では「知識確認+苦手潰し」に絞る

この割り切りが、結果的に最も得点効率を高めます。

具体的には勉強が得点につながりやすい、理解と社会の暗記を中心に、国語は漢字や文法(範囲であれば)、英語や数学は自分のできる部分の強化に割り切って得点アップを狙います。

1週間前からできる現実的な勉強の優先順位

🟨 1位:理科・社会 —— 今からでも“点になる”教科

理科と社会は、覚えた分だけ点になる教科です。
1週間前なら、この2教科を中心に取り組むのが最も現実的。

手順

  1. 学校ワークを開いて、まず1周ざっと解く
  2. 間違えた問題だけにマーカーをつける
  3. 翌日、その印の部分だけを繰り返す

👉 ポイント

  • 1回目はスピード重視。完璧でなくてもOK
  • 2回目で“わからなかったところだけ”を重点的に復習

3日で理社を1周し、残りの日で再チェックすれば、十分点数に反映されます。

🟦 2位:英語 —— 文法ではなく「単語・熟語・定型表現」

英語の文法理解は間に合わなくても、単語と熟語を覚えるだけで点は上がります。
リスニングや並び替え問題など、語彙力だけで解ける問題も多いからです。

効率的な進め方

  • 教科書本文の単語リストをチェック
  • 「書く」より「意味を見て声に出す」
  • 覚えたら、スペルまで書けるように(←中学生の英単語はここが重要)

👉 「わからない文法問題」よりも、「単語が分かれば解ける問題」を確実に取る。
分かっているけど、点数が取れない典型がちょっとした英単語のスペルミス。ここを確実に拾うことで着実な得点アップを!

🟥 3位:国語 —— 知識問題で得点を確保

1週間前の国語は、漢字・文法・文学史などの知識問題を中心に取り組みます。
文章読解は短期間で力がつかないため、時間をかけすぎないように。

やるべきこと

  • 教科書漢字の読み書きチェック
  • 品詞・主語述語・敬語など文法の再確認
  • 作品名や作者名などの暗記

👉 「覚えたら取れる問題」で確実に点を取る。これが直前期の国語の戦略です。

🟩 4位:数学 —— ×問題だけをピンポイントで見直す

数学は“理解の教科”なので、1週間前から新しい問題を解いても時間切れになります。
やるべきは、「自分が間違えた問題の再確認」だけです。

効率的な進め方

  • ワークの×印のページをざっと見返す
  • 基本問題を1問だけ解き直す(完璧を求めない)
  • 計算問題で点数を落とさないようここを着実に。

👉 「やったけど忘れていた問題」を減らすことで、失点を防げます。

勉強スケジュール例(1週間)

日数内容教科重点
7〜5日前理科・社会のワーク1周目理社中心(広く浅く)
4〜3日前英単語・国語の漢字・理社2周目暗記の定着
2日前数学の×問題・英熟語確認苦手潰し
前日理社・単語の総復習+睡眠確保仕上げと安心感づくり

👉 1日2教科・60〜90分でもOK。
「広く・浅く・早く」が鉄則です。

親ができる家庭サポート

1週間前からの勉強は、時間との戦いです。
この短期間を最大限に活かすために、親ができるサポートは次の3つです。

💡 1. 「戦略の意図」を親子で共有し、ブレない方針を持つ

まず、親自身がこの1週間の勉強戦略の意図と有効性を理解し、それを子どもにも伝えて納得させることが大切です。

1週間では英語や数学のような“理解中心の教科”を完全に仕上げるのは難しい。だからこそ、理科・社会などの覚えた分だけ点になる教科に集中する方が現実的で効果的なのです。

この考えを親子で共有しておくことで、「なんで英語をやらないの?」「本当にそれで大丈夫?」という不安や迷いがなくなり、家庭内で方針のブレがなくなります。

勉強の方向性を親が押しつけるのではなく、一緒に理解して選ぶことが大切。
子どもが納得して取り組むことで、最後まで集中力が続きます。

💡 2. スケジュールを一緒に立てる

1週間は短いようで、実際には「7日×24時間」という確かな時間があります。
この限られた時間をどう配分するかが、結果を左右します。

  • 1日1教科ずつ進めるか
  • 理社を交互に回すか
  • 英単語や漢字は朝・夜どちらでやるか

この記事のモデルスケジュールを参考に親子で一緒に決め、見える形のスケジュール表を作りましょう。
予定を立てる過程で、子ども自身の意識も高まります。

💡 3. 進捗を確認しながら、日々スケジュールを“微調整”する

どんな計画も、思いどおりには進まないもの。
重要なのは、計画通りに進まなかったときに**「どう立て直すか」**です。

  • 夜に「今日どこまでできた?」と一言確認
  • 遅れがあれば、翌日に1教科分を軽く回す
  • 「ここまでは終わったね!」と成果を認める

この日々の小さな調整と声かけが、1週間を無駄にしない最大のコツです。

まとめ:理想は2週間、でも1週間でも“できること”はある

  • テスト勉強の理想は「2週間前スタート」
     → 英語・数学など理解中心教科を“考える時間”が必要だから
  • 1週間前では全ては無理
     → それでも理社や暗記中心に切り替えれば“点を伸ばすことは可能”
  • 親は「焦る子を励ます」のではなく「やることを整理してあげる」

勉強は「完璧」ではなく「現実的に得点を取る」ことから。
今からでもできることを確実に積み重ねましょう。

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