平均点だった子が、塾なしで数学97点。

―― 成績を変えたのは、才能でも根性でもなく「家庭の仕組み」でした。
「塾に行かせていないけど、このままで大丈夫かな?」
我が家も、最初は同じ不安を抱えていました。
中1の1学期、うちの子の数学は平均点あたり。
でも、毎日の過ごし方を少し変えただけで、3学期の実力テストでは97点を取り、数学が得意科目になりました。
特別な勉強をしたわけではありません。変えたのは、“やる気を続けるための仕組み”だけ。
このブログでは、そんな「塾なしでも成績を上げられた家庭の実例」をもとに、再現できる形で家庭学習の仕組みを紹介しています。
勉強が続かない一番の理由は「やる気」ではなく「仕組み」の欠如
多くの家庭で見られる悩みは、
「やる気が続かない」「言わないとやらない」「気分ムラがある」。
でも、それは性格や意志の弱さではなく、“仕組みが整っていない”だけ。
我が家では、朝と夕方の短時間学習を生活リズムに組み込むことで、
「勉強するのが当たり前」という感覚が定着しました。
この“習慣化”こそ、塾なし学習の最大の武器です。

習慣化を支える3つの家庭ルール
① 勉強する時間を固定する
我が家の中学生はクラブチーム所属。
クラブチームに所属していると特に時間がありません。
・帰宅後からクラブチームに行くまで
・登校する前の少しの時間
我が家はこの2つの時間を固定して勉強をするようにしています。
クラブチームが無い曜日は、まとまってできる勉強に当てています。

② ご褒美ノートで努力を“見える化”
勉強の習慣化にかなり有効なのがこのご褒美ノート。
ご褒美ノートは勉強へのハードルを下げ、きっかけ作りとして働いてくれます。
ご褒美 → 習慣化 これが習慣化への大事なステップです!

③ 問題集中心 → 分からない部分はスタディサプリで
中学生は取り組みやすい問題集を中心に勉強をすすめると良いです。
わからない部分はスタディサプリで補完すれば、自分のペースで好きなときに講義を見られます。

勉強の習慣化がもたらした3つの変化
- 短くても毎日やることで記憶がつながる
- 「やればポイントが貯まる」仕組みで意欲が続く
- 「分からない」を動画で解決できるようになった
結果として、勉強が“頑張るもの”から“日常の一部”に変わりました。
この仕組みがあったからこそ、我が家では塾なしでも安定して結果を出せたのです。
英語と数学 ― 成績を安定させる2本柱
■ 英語:家庭学習で英語に取り組まないと大変なことに
昨今の中学英語は、ものすごく問題が多いです。
まずは、文法をほとんど習いません。会話中心で、習得すべき文法はないがしろです。一見いいようにも見えますが、結局は丸暗記になり、応用が効きません。
また、小学生英語で習った単語は全て書けるものとして始まるので、中1の段階でのギャップが凄いです。ここを家庭学習で埋めないと、積み上げである英語はかなり苦しくなります。
中学英語は絶対に家庭で取り組むべき教科です。

■ 数学:理解→演習→解き直しの循環を作る
数学は、比較的カリキュラムがしっかりしているので基本的に学校で習うことを補足していけばOK。
ある意味算数で苦手だった子も巻き返すチャンス。
少しずつ着実に理解と演習を繰り返していけば、中学数学は全然怖くありません。
むしろ、得点源にしやすい科目とも言えます。

家庭全体の“勉強リズム”を整える
日々の英数の勉強ペースが安定してきたら、次は「定期テストも組み込んだ全体スケジュール」を整える段階です。
日々の勉強が安定してくれば下記2点を抑えることでグンと伸びていきます


親の関わり方が子どもの“続ける力”を育てる
中学生は小学生のようにつきっきりになる必要はありませんが、高校生のように全て本人任せにしても上手くはいきません。仕組みを上手に使いながらも、親の適切な関わり方が大切です。
小学生や高校生より距離感が難しいとも言えます。

スマホやゲームとの付き合い方も重要です。
当ブログでは、スマホは常に遠ざけるもの、
ゲームは上手に付き合うことで勉強へのいい効果があるものとして紹介しています。


このブログが伝えたいこと
このブログは、「塾に頼らずに、家庭で勉強を楽しみながら伸ばす」――そんな家庭学習を広げたいという思いから始まりました。
中学生になって勉強面での不安がでてきたら、何も考えずに塾に入れる。塾に入れて塾に通っていれば安心。そんな保護者が周りに多いです。でも、個人的な経験からも塾に行くより自分で学習していくことのほうが学力向上には大切だと感じていました。
ただ、家で勉強しろと言っても何も変わりません。そこで、どうすれば中学生が家庭学習を取り組むようになるか、その試行錯誤の成果をこのブログでまとめました。
家庭学習が習慣になれば、中学生活は好転し始めます。少しでも中学生や中学生の保護者のためになれば嬉しく思います!

