成績アップの最大の秘訣は×を◯にすることにある!

「解き直しノートを作ると成績が上がる」と聞いたことはありませんか?
でも、実際にやっている中学生はごく少数。多くの子は問題集を解くだけで終わってしまっています。
演習をするだけでは学力はなかなか伸びません。なぜなら、演習は「自分のできないところを探す作業」にすぎないからです。
大事なのは、×の問題をそのままにせず、◯に変える解き直しを徹底すること。
そのための仕組みとして「解き直しノート」が効果を発揮します。
👉 定期テスト全体の勉強法を知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
➡ 定期テスト1週間前にやるべき家庭学習法まとめ
なぜ「解き直し」が成績アップにつながるのか
- 演習問題を解くことは「弱点探し」に過ぎない
- 勉強の本質は、×を◯に変えること
- 間違いを放置すると、同じミスを繰り返す
- ×を◯に変える「解き直し」をすることで、理解が定着し、テストで得点につながる
つまり、解き直しをしなければ、演習の意味は半減するのです。
👉 同じく「成績が伸びない子のNG習慣」も気になる方はこちらをチェック。
➡ 成績が伸びない子に共通するNG勉強習慣
解き直しノートは「作業」、勉強そのものではない
ここで勘違いされやすいのが、ノート作り=勉強だと思ってしまうこと。
実際には、解き直しノートを作るのは「準備・整理の作業」であって、勉強そのものではありません。
勉強とは、ノートにまとめた×の問題を繰り返し見直し、◯に変えるまで練習することです。
さらにポイントはここです:
- 解き直しノート作りは親がサポートしてもOK
- 問題コピーや整理は作業なので、子ども自身がやる必要はない
- 子どもは「×を◯に変える勉強」に集中できる
👉 親がどのように関わると成績が伸びやすいのかは、こちらの記事で詳しく解説しています。
➡ 親の関わり方で成績が伸びる具体例
効果的な解き直しノートの作り方【5ステップ】
×がなければ成績は伸びません。間違いを見つけることがスタートです。
演習すべてをまとめる必要はありません。弱点だけを集めます。
「ケアレスミス」「公式を忘れた」「日本語の意味を取り違えた」など、原因を具体的に書きましょう。
※ 原因を書くのは、こどもが難しい場合があります。大人も積極的にサポートしてあげましょう
1回で解けなくてもOK。繰り返して◯に変えることが重要です。
自分専用の「テスト直前まとめノート」が完成します。
👉 テスト直前の勉強法に迷う方は、こちらの記事もおすすめです。
➡ 定期テスト直前にやってはいけない勉強法
簡単にできる!解き直しノートの「簡易版」
「本格的にノートを作るのは大変…」という場合は、もっとシンプルな方法でも効果はあります。
① 問題集に直接「解き直し欄」を作る
- 間違えた問題の横に「解き直し」スペースを残す
- 正しい答えと「間違えた理由」を一行だけ書く
👉 ノートを別で用意しなくてもOK。
② 付箋を使った解き直し
- 間違えた問題に付箋を貼り、「原因&正解」を書く
- テスト前は付箋だけを見返せば、自分専用の弱点集に早変わり
👉 付箋を外せばスッキリ。やり直し回数も分かりやすい。
③ ×のページにマークをつけるだけ
- 間違えたページの角に赤マルをつける
- テスト前に赤マルのページだけ復習する
👉 最小限の労力で、勉強が苦手な子でも続けやすい。
📌 重要なのは形式ではなく、×を◯に変える仕組みを作ることです。
解き直しノートの具体例と親のサポート方法
- 左ページ:間違えた問題をコピーして貼る or 書き写す
- 右ページ:間違えた原因と正しい解法を書く
- 色分け:赤=原因、青=正しい解法 など
親がコピーを用意して貼る → 子どもは解説を書く、という役割分担もおすすめです。
👉 親のサポートの仕方に迷う方はこちらも参考に。
➡ 忙しい親でもできる家庭学習サポート法
よくある失敗例と改善策
- ノート作りに時間をかけすぎる
→ 綺麗にノートを作るのは作業です。勉強ではありません。 - ただの写し書きで終わる
→ 「なぜ間違えたか」を必ず書く。 - 解き直しをせずにノートを眺めるだけ
→ インプットにはなりますが、アウトプットにはなりません。確実に◯に変えるには「分かる→できた」に変える必要があります。
まとめ
- 演習=できないところを探す作業
- 解き直し=×を◯に変えること
- ノート作りは「作業」なので親のサポートでもOK
- 本格派でも簡易版でも、大切なのは◯になるまで繰り返すこと
解き直しノートを上手に使えば、同じミスを繰り返さなくなり、確実に成績アップにつながります。
👉 さらに効率を上げたい方はこちらの記事もどうぞ。
➡ 1日30分で成果を出す家庭学習ルーティン
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