はじめに:どちらを選ぶか迷う保護者は本当に多い

「スマイルゼミとスタディサプリ、どちらがいいんだろう?」
通信教材を検討するご家庭では、必ずといっていいほど出てくる悩みです。
どちらも自宅で学べる人気教材ですが、
実際に中身を比べると「学び方の方向性」がまったく違います。
我が家では現在、中学生の子どもがスタディサプリを活用中。
その体験をもとに、保護者として感じた“選び方の基準”を整理してみました。
スマイルゼミとスタディサプリの違いを一言で言うと?
両者をひとことで表すなら、こうなります。
- スマイルゼミ:すべて自動で完結する教材
- スタディサプリ:親が見守りながら学習を支える教材
以下に、主な特徴を表でまとめました。
| 項目 | スマイルゼミ | スタディサプリ |
|---|---|---|
| 学習スタイル | 専用タブレットで完結 | スマホ・PC・タブレットで動画学習 |
| 教材形式 | イラスト・選択問題中心 | 講師の授業動画+演習問題 |
| 親の関与 | ほぼ不要(自動管理) | 必要に応じてサポート可能 |
| 対象学年 | 小〜中学生 | 小〜高3まで幅広く対応 |
| 月額料金 | 約6,000〜8,000円 | 約2,000円 |
どちらもよくできた教材ですが、
「どんな家庭に合うか」で選ぶのがポイントです。
我が家がスタディサプリを選んだ3つの理由
① 部活(クラブチーム)との両立がしやすい
クラブチームの練習日は帰宅が遅く、塾に通う時間がとれません。
スタディサプリはスマホでも見られるため、夜の40分+週末の1時間でしっかり学習を回せます。
講義1本が10分前後なので、「今日はこの単元だけ」「テスト前に復習だけ」と、柔軟に時間をコントロールできる点が魅力です。
② 親が学習状況を把握しやすい
スタディサプリは学習履歴が残るため、「どの講義を見たのか」「どこまで進んでいるのか」がすぐ分かります。
我が家では、1週間に1回だけ「今どこまで進んだ?」と話す習慣をつけています。
これだけで**“見守られている感覚”がモチベーション維持につながる**ようです。
③ コスパが高く、家庭学習を広げやすい
塾代の約1/10の費用で5教科全て学べるのは大きな魅力。正直言ってコスパ良すぎです!
その分、英検対策本や問題集に投資できるため、家庭での学習幅を広げる余裕が生まれます。
「塾に行くよりも、家庭全体で学ぶ力を育てる」という我が家の方針にぴったりでした。
スマイルゼミが向く家庭・スタディサプリが向く家庭
| 向いている家庭 | 特徴・おすすめポイント |
|---|---|
| ✅ スマイルゼミ | 学習を完全に自動化したい。親の関与を減らして、タブレットに任せたい家庭。小学生から継続して使いたい人にも◎ |
| ✅ スタディサプリ | 部活や習い事と両立したい。動画授業で理解を深めつつ、家庭で進捗を見守りたい家庭に◎ |
どちらが優れているかよりも、
**「家庭の関わり方に合っているか」**が一番大切だと感じます。
親の関わり方が結果を左右する
通信教材をうまく活かす鍵は、教材そのものよりも**「家庭での関わり方」**です。
子ども任せにしてしまうと最初は進んでも、
次第に「やらされ感」が出てきてしまうことがあります。
我が家では、その防止策として “ご褒美ノート” を取り入れています。
これは「勉強が続いたらポイントが貯まる」シンプルな仕組み。
たとえば──
- 問題集を2ページ進めたら「1ポイント」
- テストで80点以上を取ったら「2ポイント」
一定数たまったら、本やカードなど好きなご褒美と交換できます。
この方法を始めてから、勉強へのハードルが下がり自分から勉強に取り組むようになりました。
ご褒美が目的ではなく、**“努力が可視化される仕組み”**として効果的です。

また、週に1回は一緒にノートを見返し、
「ここまで頑張ったね」と声をかけるようにしています。
それだけで、スタディサプリの学習も自然と習慣化していきました。
まとめ:家庭のスタイルに合う教材を選ぼう
スマイルゼミもスタディサプリも、どちらも優れた教材です。
しかし「どちらが良いか」は家庭によって答えが変わります。
我が家のように「塾なし・部活あり・親の見守り型」の場合は、
スタディサプリが最もマッチしました。
一方で、
「親の手を離して自動で進めたい」家庭には、スマイルゼミの方が合うと思います。
教材選びのゴールは、“家庭で学ぶ力を育てること”。
その視点を持って選べば、どの教材でも成果につながります。

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