なぜ親の関わり方で成績が変わるのか?

中学生の勉強って、どこまで親が関わるべきなのか、本当に難しいですよね。
「もう中学生だから自分でやってほしい」
「でも、放っておくと何もしない…」
うちもまさにその繰り返しでした。
あれこれ言っても上手く行かず、放っておくとだらけてしまう。
その中で分かったのは親の役目として、まずは生活習慣を守らせることが一番大事 という結論でした。
親の一番の役目は「生活リズムを守らせること」
うちの場合、特に一番気をつけているのは就寝時間です。就寝時間が遅くなると全ての根幹が崩れます。
なので、我が家では明確なルールにしています。
- 平日は 22:30までにベッドに入る
- スマホは 19:00にリビングの定位置に置く
- テレビやYouTubeも 21:00まで
この3つを「家族全員のルール」として徹底しました。
というのも、以前は子ども任せにして中学生だからと本人任せにしてしまい、夜に寝るのもどんどん遅くなり結果朝の目覚めも悪い。そのうち、ちょっとした遅刻も増えたり、朝無理やり行くので、学校から帰ってきてもイマイチすっきりせず、ということがありました。
中学生になると意外とこの生活習慣の部分の重要さに親が気づけなかったりします。
就寝時間を守らせること、これが中学生の親のいちばん大事な役目といってもいいかもしれません。
目標がはっきりとしている定期テストでスケジュールのチェックをしてあげる
定期テストはやることがはっきりとしているので、スケジュール管理を保護者がやりやすいです。
子どもも何となくは分かっていますが、実際にきちんとできるのは相当な大人な中学生のみ。
親が一緒にやるのは、「スケジュールの見える化」と「進行チェック」。
● 2週間前チェック(ワークの現状を確認)
テスト2週間前の日曜日に、各教科のワークを始めるよ!と意識づけします。
ほとんどの中学生は、定期テストが2週間後ということにすら気付いていません。
どうやって意識付けするかはご家庭それぞれですが、ベタなとこで言えばカレンダーに2週間前であることを書いたり、一緒にワークの範囲のチェック表を作ったりして、まずはワークを済ませるということに気付いてもらうことが重要です。

● 1週間前チェック(仕上がり確認)
テスト1週間前の日曜は、「全ての学校ワークが1周終わっているか」をチェックします。この2周目こそが学力を上げるのに最重要なことであることを再度確認します。
× → ◯ が勉強の本質であることは何回もこのブログで伝えている通りです。

ワークの2周目にどれだけ早くたどり着けるか、これが定期テストをしっかり乗り切るための最大のポイントです。
勉強の中身より「仕組み」を一緒につくる
親がすべきことは、「一緒に勉強する」ではなく「勉強が続く仕組みをつくる」こと。
距離感が難しい中学生だからこそ、仕組みに頼ってサポートしてあげる、そんな考え方が重要かなと思います。
中学生だからと本人任せにすると取り返しのつかないことにも、、
我が家も一番上の子は中学生だからとある程度本人任せにしていました。
ただひょんなことで、中学2年のときに 英語の文法が全くできていない ことに気づきました。
テストの点数も下がり、「どうしたらいいんだろう」と途方に暮れた時期も。
そこで、帰宅後に一緒に基礎からやり直すことにしました。
最初は 時間も内容もとにかくハードルを下げて、ほんの数問だけ。習慣をつけることをまずは大切に。
結果として文法をしっかりマスターできたのですが、何より大きかったのは
「ハードルをどの程度に設定するか」の加減。
これは親として一番難しく、けれど一番大切な部分だと実感しました。
今日からできる効果的なサポート法
- 就寝時間の確保
→ ここは強権を発動してでも、しっかり守らせましょう。勉強云々より大切なことです。 - 勉強計画を一緒に立てる
→ 勉強計画を立てるのは、実はかなり難しいスキル。ここは経験のある大人がサポートしましょう。 - 定期テストのワークの補助
→ 必要ならワークのコピーを準備してあげたり、×のついたものだけ抜き出したりしてもらえると子どももやることが明確になります。 - ご褒美をうまく活用する
→ 継続のご褒美(おやつ、好きな時間など)で気分も前向きにしてあげましょう。

まとめ:親の上手な関わり方が子の自立を育てる
うちの場合、成績が上がった一番の理由は、勉強を頑張らせたからではなく、「生活リズムとスケジュールを守らせた」からです。
- 就寝時間を守る
- テスト前のワークの進捗を親子で確認する
- スマホやリビングのルールを決める
干渉ではなく、支える仕組みをつくること。それが、うちがたどり着いた「中学生の親の関わり方」です。
家庭学習を通して、新しい親子のコミュニケーションを図るという側面もあります。これも子育て、子どもの距離感の1つだと思います。
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