中2の冬休みは総復習の最大のチャンス

中学2年の冬休みは、学力を大きく伸ばせる重要なタイミングです。
理由は単純で、中1〜中2の全範囲を一度総まとめできる最後の大きな機会だからです。
普段のテスト対策ではなかなか過去の内容まで戻れません。
しかし冬休みは学校の進度が止まるため、学年をまたいだ復習がしやすい時期です。
ここでどれだけ抜けを発見できるかで、中3の伸び方が大きく変わります!
なぜ中2冬は総復習すべきなのか
中1〜中2の穴を放置すると中3内容が理解できない
英語と数学は基本的には積み上げ科目。
中1中2の単元が理解できていない、大事な中3で主要科目の大きなブレーキの原因に。
英語は文法が理解できていないと、中3の分詞、関係代名詞などの重要単元でつまづきます。
数学は計算、方程式、関数、図形と全て縦に繋がっています。
理科・社会は“習いっぱなし”になりやすい
多くの生徒は、理科・社会を授業が終わったあと復習せず放置します。
そのまま受験前まで触らず、直前で初めて手を付けるケースも少なくありません。
冬休みで一度全体を振り返っておくことで、受験学年の負担が大幅に減ります。
冬休みは“短期間で一気に範囲を戻れる唯一の時期”
学校が止まるため、計画的に“中1〜中2を一気に触る”ことができます。
冬に総復習しておくことで、中3の学習効率が圧倒的に上がります!
冬休みに実際に取り組むべき教材
中2冬に最も効果的なのは、
高校受験向けの「中1・中2総復習」を扱った薄い問題集です。
理由は以下の通り。
・短期間で全範囲を1周できる
・ページ数が適度なので挫折しにくい
・中1から中2までの苦手が一気に可視化される
・やるべき内容が整理され、今後の勉強計画が立てやすい
分厚くて網羅的な問題集は冬休みには不向きです。
冬休みに必要なのは“やりこみ”ではなく、全体把握と弱点の洗い出しです。
総復習本で得られる効果
- 英数の基礎抜けが明確になる
計算・図形・文法・語彙などの基本問題を一通り確認するだけで、理解していない箇所がすぐに分かります。 - 理社の忘れた単元が浮き彫りになる
冬休みで軽く総復習しておくと、受験学年での学習効率が非常に高くなります。 - 冬休み後の学習計画が立てやすくなる
総復習本が“現在地の確認”になるため、1月以降にどこを重点的に取り組むべきかが明確になります。
取り組みやすい問題集
10日間完成 中1・2の総復習 5科(学研)
こちらは、見開きで単元のまとめとその確認問題がコンパクトに収録されています。
また、5科対応なので本当に総復習するのに最適。
学研さんなので、レイアウトも見やすくよくできています。
イメージとしては学校ワークの基礎的な内容をきれいにまとめているようなものですね。
教科にこだわりなく1冊でまとまっているので、冬休みに最適です。
コーチと入試対策! 8日間完成 中学1・2年の総まとめ
こちらは教科書ワークでおなじみに文理出版の総まとめシリーズ。
こちらは科目別に別れているので、復習したい科目がはっきりしているときに使います。
8日間で単元全てをおさらいできるので、冬休みに最適です。
こちらの問題集に沿って進めれば、短い期間で進められるようになっています。
冬休みのペースメーカーとしても優秀なので、ぜひ取り組んで中3へのステップとしてください!
中2の冬休みに対策したいまとめ
中2の冬は、勉強面で最も価値の高い時期です。
中1〜中2の総復習を薄い問題集で一気に行い、弱点を可視化すること。
これだけで中3の学習効率が大きく上がり、受験に向けての準備が整います。
冬休みは短いですが、その短さこそ総復習に最適です。
“1冊を確実にやり切る”だけで、今後の勉強が大きく変わります。
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