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暗記が苦手な子向け!効果的な覚え方5選【中学生向け】

目次

中学生の学力向上は暗記をどう乗り切るかがカギ

「何度やっても覚えられない」「暗記が苦手でテストが不安…」
そんな悩みを抱えている中学生はとても多いです。

実は 中学生の勉強の中心は暗記(覚えること)
暗記さえできるようになれば、成績はグッと上がります。

  • 小学生 → 覚える内容が少なく、意識せず自然に覚えられる
  • 中学生 → 単元毎の内容が深まり、覚える量が一気に増える
  • 高校生 → 内容が難しく、理解しないと覚えられない(暗記力と理解力)

だからこそ「中学生のうちに効率的な暗記法を身につけること」が、成績アップの最大の近道です。

暗記が苦手な理由とは?

暗記が苦手な子には、いくつか共通のパターンがあります。

1.覚えたつもりがすぐ忘れる

昨日の英単語テストで合格したのに、翌日には半分以上忘れている…。
これは 短期記憶で止まっていて、長期記憶に変わっていない からです。

2.勉強が「読むだけ」で終わっている

社会の教科書を何度も読み返しても、年号や人物名が思い出せない。
インプットだけで満足 してしまい、書く・声に出す・問題で使うといった「アウトプット」が不足しているケースです。

3.復習を嫌がり、繰り返さない

「同じことをやるのが面倒」と繰り返しを避けがち。
理科や社会の用語を1回で覚えたつもりになり、テスト直前に忘れてしまうこともあります。

4.覚える量に圧倒されている

英単語は1回の小テストで30個、理科と社会も覚えることがたくさん。
量の多さに押しつぶされ、最初から諦めてしまう 子も少なくありません。

英単語は1回の小テストで30個、社会の年号は何十個…。
量の多さに押しつぶされ、最初から諦めてしまう 子も少なくありません。

👉 暗記が苦手になる原因は、「やり方が非効率」「繰り返しを嫌う」「量に圧倒される」ことにあります。

暗記が苦手な子向け!効果的な覚え方5選

① 間隔を空けて繰り返す

エビングハウスの忘却曲線を意識して、
「翌日 → 3日後 → 1週間後」 と復習の間隔を広げると記憶が残りやすいです。
一夜漬けよりも、短時間×回数の学習が効果的です。

せっかく覚えても翌日になると2割しか覚えていないという有名なエビングハウスの忘却曲線。
繰り返し覚えることで定着率が飛躍的に高まることも示されています。

② 覚えた内容をアウトプットする

問題を解く・人に説明する・解き直しノートに解き直す。
「インプット」だけではなく「使う」ことで記憶は強固になります。

③ 覚える単位を小分けにする

「一度に20個」より「5個ずつ」など、小分けで覚える のが効率的。
ミニテスト形式にして、達成感を積み重ねましょう。

地味ながら意外と効果が高いです。特に英単語を一気に覚えるのに有用。

④ 5感をフル活用して覚える(声に出す、指差し、イメージなど)

5感をフル活用して覚えることは、脳科学的に有効なことが分かっているようです。
英単語はもちろん発音しながら、またそれ以外でもブツブツ言いながらの方が記憶の定着には効果的。
理科、社会なんかは指差しなどで確認しながら、覚えることもおすすめです!

科目別・暗記の特徴と工夫

英語:書いて、声に出して、音で覚える

  • 英単語は「見て→声に出して→書く」で定着しやすい。
  • 発音とスペルを結びつけると忘れにくい。
  • リスニング音声を併用すると、目と耳の両方から記憶できます。

数学:公式よりも方法と理解が中心

  • 中学数学は覚えるべき公式は少ない。
  • 計算の方法を身につけること関数などの概念を理解すること が大切。
  • 演習を重ねることで自然と定着します。
  • ただし、球の表面積と体積、相対度数などは単発出題になりやすく、暗記が必要です。

理科:図やイメージと結びつける

  • 用語暗記に加えて 実験のイメージ が重要。
  • 「蒸留」「光合成」などは、図を描きながら覚えると効果的。
  • 写真や動画で実験を見返すのも有効です。

社会:年号や地名は「つなげて覚える」

  • 単発で覚えるより 歴史の流れでストーリー化 するのが効果的。
  • 地理は地図と一緒に覚えると頭に残ります。
  • 語呂合わせや歌でモチベーションアップを図るのもおすすめ。

国語:漢字は「意味」と「使い方」で覚える

  • 何回も書くだけでなく、熟語や文脈で使い方を意識する。
  • 漢字は意味がわからず、漢字だけ覚える子も多いので、意味もまとめて覚えることで覚えやすくなります。
  • 家庭では「今日の漢字クイズ」を出し合うと楽しく習慣化できます。

繰り返し学習は嫌がりやすい…家庭学習の仕組みでサポートを

暗記に最も重要なのは 繰り返しと復習
しかし子どもは「同じことを何度もやる」のを嫌がりがちです。

家庭学習で復習できる工夫がカギになります。

・復習をあらかじめ組み込んだ学習計画にしておく
・何回も同じ小テストを行う
・ご褒美制度と組み合わせてモチベーションを上げる

この暗記を助ける仕組みを整えることが、暗記をスムーズに行うための最重要ポイントです!

👉 関連記事:勉強のご褒美制度の上手な取り入れ

中学生の暗記 効果的な覚え方のまとめ

  • 中学生の勉強の中心は「暗記」。ここを攻略できれば成績は大きく伸びる。
  • 効果的な暗記法は「音読+書く」「繰り返し」「アウトプット」「小分け」「視覚化」。
  • 科目ごとの特徴を意識して覚えると、効率がさらにアップする。
  • とにかく何度も覚え直す繰り返しが有効
  • 繰り返しを嫌がる子には、家庭学習の仕組みづくり が不可欠。

暗記が「苦手」から「できる!」に変わるだけで、勉強全体がぐっと楽になります。

暗記の仕組みは年間の学習スケジュールに組み込むと◯
👉 中学生の家庭学習スケジュールの立て方と実例【中1・中2向け】 を参照してみてください。

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