中1が冬休みにやっておきたい基礎固めガイド

2学期の定期テストが終わってから、3学期の定期テストまで意外と時間があるにも関わらず、無策に過ごしてしまう中学生が多いです。
しかし、それは非常にもったいない!
行事も少なく、テストまで時間もあるこの時期だからこそ、普段はできない勉強ができる時間なのです!
やるべきは基礎の補強。それも英語と数学を中心に。です!
中学生になってから、2学期の期末テストまで、怒涛のような日々で一気に過ごすことになります。
勉強もどんどん進んでいきます。
意外と、振り返る時間が無かったと思います。
このサービスタイムを上手く使って、中学生の基礎を固めておくと、今後スムーズな伸びが期待できます!
逆に、冬休みにむやみに先取りしたり、難しい問題に手を出す必要はありません。
やるべきは“基礎の補強”だけ。これが最もコスパの高い学習です。
この記事では、中1が冬休みに取り組むべきことを科目別に優先度つきで整理しました。
家庭で学習をサポートしたい保護者の方にも、そのまま使える内容になっています。
冬休みの最優先は「英語・数学の基礎固め」だけでOK
まず大前提として、冬休みにやるべきことは多くありません。
むしろ“英語と数学”の基礎を固めるだけで十分すぎるほど効果があります。
冬休みは短く、やれる量も限られているため、広く浅くやると定着しません。
まずは英語と数学。
そのあと時間があれば国語・理科・社会を軽く触れる、という順番でOKです。
5教科を実際に取り組む問題集はこちらにまとめました

英語|単語+文法の基礎を固める(最優先)
中1冬の英語は、基礎を立て直す最大のチャンスです。
基本的な内容でありながらも、ここが少しでも抜けていると後で大きなダメージが。
確実に押さえておきたい内容をまとめました。
▼特に復習したい内容
- be動詞 / 一般動詞の区別/三単現
- それぞれの疑問文、否定文
- 英語の時制(現在形/過去形/現在進行形)
- 疑問詞(What/Which/Howなど)
- 英単語の確認
ここで挙げた文法事項は確実に押さえたいです!この記事での最優先事項です。
特に、be動詞、一般動詞、時制などは別々に学習するのは難しくないですが、この内容が入り混じった問題になると途端に正答率が落ちます。
これは分かっていない証拠。1つ1つのミスをしっかり押さえて、何度も繰り返しやりましょう。
何度もいいますが、最重要ポイントです!
▼冬休みのおすすめメニュー
問題集で文法の総点検
上記の単元の内容が入った問題集で弱点が無いか、チェックしましょう。
学校で冬休みの宿題的な薄いものが配られたら、それを使うのもいいアイデアです。
ニューコースや、ひとつひとつ分かりやすくシリーズでもいいでしょう。
英単語の補強はこの時期がチャンス!
テストも無く、覚える負担が少ないこの時期は一気に英単語の増強をしておきたいです。
1学期の復習に加え、できれば単語は中1から中2レベルのものまで覚えてしまうと後がラク!
英単語は、まとまった時間でガッツリ取り組みましょう!
具体的には英単語ターゲット1800のレベル1(スペルまで)、レベル2(単語の意味がわかる)を目安に取り組みましょう。
●英単語の暗記方法の詳細はこちらから

数学|計算・方程式・比例反比例の基礎固め
数学も中1冬が弱点を見直すチャンス。
中1の計算・方程式・比例反比例は、中2の学習を支える“根っこ”になります。
▼復習したいポイント
- 1次方程式の基本(解き方・文章題の立式)
- 比例・反比例(式・グラフの読み取り、関数の意味)
方程式はある程度解ける子が多いですが、分数や少数が入り混じった方程式など確実に解けるようにしておきましょう。
また、文章問題から方程式を立てるところは、パターンがある程度決まっているので、このパターンねと分かるまでたくさんの演習をこなしましょう。
距離や時間を使うものは差がつきやすいので、ここで得点源にしておきましょう。
また、比例、反比例もあなどれない単元です。
ここで関数やXY平面をしっかり理解していないと、1次関数で大ブレーキになる恐れ!
理解せずとも点数が取りやすい(◯がつきやすい)だけにもう一度基本を復習しましょう。
▼冬休みのおすすめメニュー
- 計算問題でミスしたものに再度取り組む
- 方程式の問題演習
- 比例、反比例の基礎問題の確認
国語|古文・漢文の書き下しがあやしいなら軽く復習
国語は英語・数学ほどの優先度は高くありません。
ただし、
「古文・漢文がよく分からない」
「書き下し文が読めない」
という場合、冬休みに少し触れておくと安心です。
▼冬休みにやること
- 古文単語を10〜20語だけ復習
- 簡単な書き下し文のルールを確認(返り点・レ点など)
冬休みはあくまで“最低限に触れる”だけで十分です。
理科|化学・物理に苦手があるなら冬休みがラストチャンス
理科は一度苦手になると、
「受験まで触れない」
「中2・中3で完全に置いていかれる」
というケースが多い科目です。
だからこそ、中1冬が手を入れる最後のチャンス。
▼特に要復習な範囲
- 物理:光・音・力・密度
- 化学:状態変化・気体・水溶液・濃度
計算系が苦手なら、ここで必ず補強しておきたいところです。
ここで苦手意識がつくとずっと苦手イメージのまま突き進んでしまいます。
難しいようで、しっかり理解すれば意外と難しくはないです。
とっつきにくイメージがあるなら、スタディサプリなどの動画視聴がおすすめです。

▼冬休みにやること
- 化学、物理分野の基礎の確認
- 学校の冬休みワークが出てればそれで充分
社会|地理を軽く復習する程度でOK
社会は冬休みでガッツリやる必要はありません。
ただし、地理の基本だけ確認しておくと中3で焦らずにすみます。
▼冬休みにやること
- 地形・気候・産業の基本
- 地図帳で基本的な山脈や河川名など覚え直す
- テストの間違いを再度チェックして覚え直す
“数日でサッと触れる程度”で効果は十分です。
まとめ|中1冬は中2以降に伸びるための基礎の見直しのチャンス!
- 英語と数学は最優先
- 理科は苦手があるならここがチャンス
- 国語・社会は最小限でOK
- 周りが油断しているからこそ今がチャンス!
中1の冬休みは、勉強習慣を立て直す絶好のタイミングです。
少しに心構えで大きな成果を得るチャンス。ぜひ有効活用してくださいね。
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