平均的以下の中学生が陥っている現状

中学生で平均点以下の子は基本的に勉強時間が足りていないことが原因です。
めちゃくちゃ当たり前のことを言っていますが、では、なぜ勉強時間が少なくなっているかは考えたことがあるでしょうか。
そのひとつに、そもそも単元の基礎的な内容を理解しておらず、定期テスト対策をするための学校ワークをこなすことすら難しいという現状があります。
つまり、平均点以下の子には以下のような負のループが回っていることが多いです。
■平均点以下の子が伸び悩む“負のループ”
- そもそも単元の基礎が理解できていない
例題の意味や式の成り立ちがぼんやりしたまま授業が進み、結局理解はできていない。 - その状態で学校ワークに取り組むと、急に難しく感じて手が止まる
学校ワークは意外と量も多く、難易度の波もあります。
どこが基礎的な内容か分からずポイントが掴みづらいです。 - 難しい → 進まない → “腰が重くなる” → 勉強時間が減る
「どうせできない」と無意識に思い、机に向かう時間がどんどん短くなります。
つまり、
理解できていない → 学校ワークが難しい → 勉強が進まない → 勉強時間が減る
この因果関係が、平均点以下に“固定化”してしまっているのです。
ここを断ち切らない限り、どれだけ努力しても点数は上がりません。
だからこそ必要なのは「学校ワークより簡単な問題集」で基礎を作ること
学校ワークが難しいと感じるのは、能力の問題ではありません。
使う教材の“レベルの順番”が逆になっているだけ です。
まずは、学校ワークより簡単で、
「例題が丁寧」「1ページの負担が軽い」「基礎だけに絞ってある」
といった教材で 理解の土台を作る ことが先です。
▼ 具体的なおすすめ教材例
ひとつひとつわかりやすくシリーズ(学研)
「小学生でも読めるほど丁寧」と言われるレベル設計。
なんだかんだでよくできている。
くもんのできた!シリーズ
英語なら、「単語」「文法」など。国語なら「文法」「読解」など細かく別れている。
苦手な分野がはっきりしている場合は特にオススメ!
国語の読解はよくできていると思います。
ニューコース問題集
「ひとつひとつわかりやすく」シリーズと同じ学研さんだが、もう少し標準よりの問題集。
これができれば、基礎的な学力は心配ないレベル。学校ワークの基礎的な単元を切り抜いたようなイメージです。
これらで単元の基礎を理解すると、
いきなり学校ワークに向かうより はるかにスムーズに解けるようになります。
基礎の理解 → 学校ワークに取り組める → 勉強が進む → 点が伸びる
こうして“正のループ”が回り始め、平均点は確実に越えていきます。
基本問題集でつまづくならスタディサプリを
こちらの基本問題でもつまづくようなら、スタディサプリをおすすめします。
スタディサプリはこちらの基本的な問題の基礎単元をさらに詳しく動画形式で説明してくれています。
講師は1流の講師ばかり。解説も10分程度なので、基本をサラリとさらえます。
●スタディサプリの実際の使い方が気になる方はこちら

基礎が分かると、学校ワークの6割は自力で解けるようになる
簡単教材で基礎を入れると、学校ワークの見え方がガラッと変わります。
- 単元の基本部分と応用部分の違いが分かる
- 違いが分かるので力を入れて覚える部分と、できればOKの部分の強弱をかけやすい
こうなると、ワークの6割は「自分で解ける領域」に入ります。
学校ワークが進む → より理解が進む → 学習時間が増える
という 正のループ に切り替わります。
学校ワークを周回して意味のある定期テスト対策を!
理解ができたら、次はアウトプット量で定着を作ります。
学校ワークはテスト問題と非常に近いので、周回するほど点数が安定して伸びます。
具体的には、
- 1周目:できる問題とできない問題の仕訳
- 2周目:×のチェック(理解不足か暗記不足か勘違いか)
- 3周目:最終チェック
基礎が固まった上で3周すれば、テストの基本〜標準問題はほぼ確実に取れる ようになります。
そうすれば自動的に平均点には到達しているはずです。
●定期テストの詳細な勉強法と計画を知りたい方はこちら


平均点を越えたい子の学習方針まとめ
平均点を越えるために必要なのはこれだけです。
- 基本単元の理解(→基本問題集とスタディサプリ)
- その後学校ワークに取り組む
- 学校ワークの周回で基本単元を確実に理解
難しい応用問題を解く必要はありません。むしろ、そこに時間を使うと逆効果。
基本単元の理解と、基礎問題でしっかり得点。これで自動的に平均点に到達しているはずです!
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