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スマホが勉強を邪魔する理由|中学生に必要な制限と家庭の工夫

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恐るべきスマホの悪影響

中学生になると、多くの家庭でスマホを持ち始めます。
友達との連絡や調べもの、ちょっとした娯楽として便利な一方で、勉強との両立は大きな課題です。

  • 「勉強に集中できない」
  • 「寝る時間が遅くなる」
  • 気づけばずっと動画やSNSを見ている

といった声が多く、スマホは中学生の学力や生活リズムを乱す最大の要因とも言われます。

スマホが中学生の生活を乱す実態

勉強時間が奪われる

宿題を始めても通知が鳴るたびに手が止まり、「ちょっと見るだけ」のつもりが動画やSNSに流れてしまう。気づけば1時間が過ぎている…という経験は大人でもあるはずです。これが日常的になると、勉強時間どころか普通に生活する時間もどんどん削られてしまいます。

睡眠不足になる

寝る前にベッドでスマホを触ってしまうと、就寝が1~2時間遅れることも。次の日になってしまうことも珍しくありません。翌朝起きられず、授業中に集中力を欠く悪循環につながります。

生活リズム全体が乱れる

勉強 → スマホ → 夜更かし → 睡眠不足 → 授業に集中できない
というサイクルが習慣化し、生活全体が乱れてしまうのです。

スマホというものは大人でも上手くコントロールして使うのは難しいもの。まして、意志力の弱い中学生にとっては言うまでもありません。想像以上にスマホが中学生の生活を見出してしまうことに親子で自覚的になっている必要があると思います。

スマホ制限アイディア

ソフト的な対策

  • 利用時間制限アプリを使って、1日30分など明確に制限する。
  • ペアレンタルコントロールで夜間利用を制限したり、特定アプリをブロックする。

物理的な対策

  • リビングに置き場所を決める:勉強中や就寝中は自室に持ち込まない。
  • 充電は親の目が届く場所で:寝室に充電器を置かず、夜の使用を防ぐ。

ソフト的な対策はもちろんですが、何より効果的なのは物理的な対策。夜中に自室に持ち込ませないのは必須のルールかと思います。

ルール作りのポイント
①持たせるときは最初から厳しめに

最初に自由にさせてしまうと、後から制限を加えるのは難しくなります。
「スマホを持つならこのルールは当たり前」という形で早めに設定しておくことが大切です。

② 後付けルールも納得感をもって

途中で制限を加える場合は、子どもに理由を説明し、納得した上で導入しましょう。
「夜更かしで朝起きられないから21時以降は禁止にしよう」など、原因と結果をセットで示すと受け入れやすくなります。

👉 関連記事:親の関わり方で成績が伸びる具体例

我が家のスマホ制限

スマホの危険性を理解している我が家は、こどもには割と厳しめの制限をかけています。

  • アプリのダウンロードには親の承認がいる(ソフト的)
  • スマホは夜の7時まで(ソフト的)※ 電話やメッセージなど必須の連絡手段は制限なし
  • スマホの使用場所はリビングのみ(物理的)
  • 英語の音声ダウンロードなどどうしても使う場合もリビングのみ(物理的)
  • 充電ももちろんリビングのみ(物理的)

割と厳しめですが、これだけやってもついついスマホで時間を浪費はよくあります。
ただ、リビングなのでまだ親子で可視化できます。もし、自室で使っているかと思うとゾッとするところです。

スマホ学習は効果的?それとも危険?

「英単語アプリ」「学習動画」など、スマホを使った学習法は一見効率的に見えます。
しかし実際には、

  • 通知からSNSに流れてしまう
  • 勉強動画の後に娯楽動画を見続けてしまう

といった誘惑が強く、勉強に役立つ時間よりも浪費する時間の方が多くなりがちです。

個人的にスマホやデジタルデバイスを使った学習も効率は高いと感じます。特に単語アプリなんかはかなり有用だと思います。それでも、それ以上のデメリットがあるので有用なのは分かっていても使わない一択にする方が結果的にはプラスになるという結論です。

まとめ:勉強とスマホは切り離すべき

  • スマホは便利だが、中学生の勉強においてはデメリットの方が大きい
  • 家庭では「時間・場所・睡眠・利用方法」のルールを明確にする
  • 学習は「紙教材」や「PC・専用タブレット教材」に限定する方が現実的

家庭でのスマホルールを早めに設定し、子ども自身も納得して守れる仕組みを作ることが、成績アップと生活リズム改善の第一歩です。

👉 [勉強を習慣化するため具体的なやり方] も参照してみてください。

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