英単語が覚えられない中学生へ|“覚えたのに忘れる”をなくす3ステップ

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英単語:「覚えたはずなのに、テストで出てこない…」

「英単語、覚えたはずなのに、あれ?忘れてる?」
中学生のあるあるですよね?

単語帳やアプリを頑張っても、なかなか定着しない。
それは「努力が足りない」からではなく、記憶のしくみを知らないだけなんです。

この記事では、「覚えたのに忘れる」を防ぐ2ステップと、
それを家庭でどう“仕組み化”すれば続けられるかを紹介します。

なぜ“覚えたのに忘れる”のか?|記憶のしくみからアプローチ

人の脳は、新しい情報を覚えたあと、1日経つと約7割を忘れるといわれます。
これは自然なことで、脳が“不要な情報を整理”しているからです。

つまり、英単語が覚えられないのは「短期記憶だけで終わっている」ため。
何度も“思い出す”ことで、やっと長期記憶に変わっていきます。

たとえば──

  • 単語帳をひたすら進め続けても、1週間後には半分以上忘れる
  • 同じ単語を3日おきに3回復習すると、1か月後でも覚えている

大切なのは、間隔をあけて何度も思い出すこと
この「間隔反復」こそが、忘れない記憶を作る鍵です。

👉「英単語の覚え方」の基本的な方法については、こちら

“忘れにくくする”3ステップ(家庭での仕組み化がカギ)

STEP1:覚えた直後にテスト(即時復習)

英単語ってその日の単語をある程度覚え終わったらそれで終わりにしていませんか?
たった一度だけでもいいから、もう一度復習するだけで効果がかなりアップ!
この時間こそ覚えるためのゴールデンタイム!

勉強直後の5分で“確認クイズ”をするだけで、脳は「これは大事な情報だ」と判断します!
親が少し出題役になってあげるだけで十分です。

  • もう一度だけ最初から音読してみて(ついでに意味も言ってみて)
  • 例:「じゃあ10個だけ出してみようか?」

仕組み化のコツ:

英単語を勉強したら必ず「チェックタイム」をセットで行う。
中学生本人は振り返りをやりたがらないので、ここに親がアプローチ

STEP2:間隔をあけて思い出す(親がスケジュール化)

「間隔をあけて復習する」ことが大事だとわかっていても、
中学生本人が“いつ復習するか”を管理するのは難しいもの。

そこで、親がスケジュールをルール化するのが効果的です。
以下のように基本的に一週間単位でスケジューリングしておくと、親もこどもが負担感が少ないです。
慣れてくるとこれが英単語を覚えるためのルーティンになってくるので、自然と覚えていきます。

タイミング内容親のサポート例
翌日前日の単語10個を再テスト朝食後や登校前に5分
3日後3日前の単語をランダム出題曜日を固定(例:火・木)
部活やクラブチームに合わせて
1週間後1週間前の単語をまとめ確認覚えたものもまとめてテストすると暗記力も上がります。

この仕組みを自分で作るのは中学生にはまだ難しいので、「間隔反復を家庭で設計する」ことが保護者の出番です。

英単語暗記を続けるための工夫|“できた”を見える化

覚えた単語が増えても、本人が「できた」と感じにくいと続きません。
だからこそ、“進歩を見える形にする”のがポイントです。
目に見えると何となく嬉しくなるのは大人もこどもも共通ですね!

  • 覚えた単語を使ったテストで本人が効果を実感!
  • 計画ノートに「今週の単語の進捗」を記入
  • 「この単語テストクリアでご褒美ポイント+1」など家庭ルールを設定

我が家では「ご褒美ノート」を使って「努力が数字で見える仕組み」を取り入れています。

まとめ|忘れるのは自然なこと。“繰り返す仕組み”がすべて

英単語を「覚えられない」のではなく、「忘れること」が普通。
大事なのは、“忘れても思い出す”流れを作ることです。

英単語の定着は、子どもの努力量よりも家庭の仕組みで決まる。
「間隔をあけた復習」を自然に起こす仕組みを、親がデザインしてあげる。

その仕組みさえ作れれば、英単語はもう“苦手科目”ではなく、“積み上げが見える得意分野”になります。

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